Rei Frontier Tech Blog

人工知能を活用した位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」を運営する、レイ・フロンティア株式会社のエンジニアメンバーで運営する技術ブログです。

国土交通省のオープン3DデータPLATEAUを使ってみた

レイ・フロンティアのデータアナリスト久保です。

レイ・フロンティア株式会社では「人間の無意識を、行動データで見える化する」事業を展開しています。

国土交通省のオープン3DデータPLATEAUを使ってみた

2020年末、国土交通省が「PLATEAU」というプロジェクトを公開しました。これは日本全国の3Dデータをオープンに使えるようにするという物で、活性化のためにアイデアソンやハッカソンも行われています。

PLATEAUのビューアーは常に公開されていて、自前のデータと組み合わせて閲覧する事が可能なので、今回は弊社が持つ人流データを組み合わせてPLATEAUを体験してみる事にしました。

 

使用データ:
弊社アプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの

 抽出条件:
・2021/02/01に渋谷駅中心の矩形で取得したGPSデータの緯度、経度、GPS誤差(メートル)
・機械学習によって電車・車ではないと推定された移動体

 

まずはプロジェクトページよりPLATEAU VIEWを開き、
事前に用意されているデータの中から渋谷区の3Dモデルを読み込みます。

渋谷駅の3Dモデルを読み込む

渋谷駅の3Dモデルを読み込む

 

筆者の作業用PCのスペック上、あまり重い作業はできないのでテクスチャを外し3Dモデルの方は終わりです。

テクスチャ選択画面

テクスチャ選択画面

 

次にこちらで用意したデータを読み込みます。中身は緯度、経度、GPSの測位誤差の3カラムでこの様なデータが1万行ほど。10万行だとちょっと重かったです。

自前のデータ(緯度、経度、GPS測位誤差)

自前のデータ(緯度、経度、GPS測位誤差)

 

My dataからアップロードします。フォーマットを選ぶ画面がありますが、CSVを選んでも特に拡張オプションなどはなかったのでおまかせしましょう。
データフォーマットを(良くも悪くも)自動で解釈してくれて、緯度経度で定義された点に3カラム目の値が色分けされて表示されます。

 

代々木公園

代々木公園

原宿の東から代々木公園を眺めた図。
代々木公園や表参道沿いのGPSデータは誤差が少ない事が見て取れる。

 

渋谷ヒカリエ

渋谷ヒカリエ

ヒカリエから南の道路沿いの図。高いビルが多い地域でGPSの精度が悪くなる事が見て取れる。

 

まだ一般公開されたばかりでサードパーティ向けのドキュメントが揃っていなかったので手探りでしたが、面を塗ったりアニメーションなども出来るようです。
機能が増えたらまた何か描いてみたいと思います。

 

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~お知らせ~

この度iPhone版同様にお使い頂けるSilentLog、Android版をリリースしました。
今後とも宜しくお願い致します。

Android版

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.reifrontier.silentlog

 iPhone版

https://apps.apple.com/jp/app/silentlog/id901679160

 

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