Rei Frontier Tech Blog

人工知能を活用した位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」を運営する、レイ・フロンティア株式会社のエンジニアメンバーで運営する技術ブログです。

2022年 開園後1ヶ月経過したジブリパークによる愛・地球博記念公園の人流の変化を、弊社サービスSilentLogのデータを用いて調査

レイ・フロンティアの杉本です。

レイ・フロンティア株式会社では「人間の無意識を、行動データで見える化する」事業を展開しています。

2022年11月1日に愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内にジブリパークが第1期開園いたしました。

開園してから1ヶ月経過いたしました。

今回、開園後、愛・地球博記念公園を訪れた人の人流の変化を、弊社サービスSilentLogのデータを用いて調査いたしました。

 

■調査元データ 

※弊社アプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの

※データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます

 

【データ概要】

2021年と2022年に愛・地球博記念公園を訪れた人の人流データと機械学習で推定した属性情報

 

【期間】

2021年11月

2022年9月・10月・11月

 

【対象エリア】

愛・地球博記念公園(モリコロパーク)

 

【調査対象者】

対象エリアに入った方を対象

 

まずは公園への入場人数を調査いたしました。

2021年11月と比較しますと、2022年9月では同程度だった入場者数が、2022年10月には約1.5倍、ジブリパークが開園した2022年11月には約2倍ほどになっているのがわかります。

次に入場者はどこのエリアを訪れているのかを調査いたしました。

こちらは対象期間の公園の入場者が訪れた場所を表しています。

※赤枠が開園されたジブリエリアになり、オレンジ枠はジブリのモニュメントがある場所になります。

2021年11月と2022年9月はまだジブリパークが開園されていませんので、公園内の既存施設へ訪れている方がほとんどだとわかります。
2022年10月からジブリパークの開園予定地を訪れている方が増加していることがわかります。

10月の段階で約1.5倍ほどの方々が訪れているので、その増加した方々かもしれません。

開園した2022年11月には約2倍の方々を訪れジブリエリアを訪れていることがわかります。

買い物施設や飲食施設があるジブリの大倉庫エリアに最も多くの方々を訪れていることがわかります。

エリアだけでなくモニュメントの方にもエリアほどではないですが、訪れていることがわかります。

 

時間帯にどこに多くの人が訪れているのかを可視化してみました。

赤>青の大きさでエリアを訪れている人を表しています。       

早い時間帯ですと入口に近いエリアに多くの人が訪れ、遅い時間帯になりますと入口から通りエリアに多くの人が訪れていることがわかります。

12時〜14時になると飲食買い物施設へ訪れる動きが多くなっているのが見られます。

14時〜17時になると入口から遠いエリアに訪れる動きが多くなっていると同時に、飲食買い物施設も変わらず多いままになっていることがわかります。

14時〜17時には帰宅する方もいる関係上入口方面も再び訪れる方が多くなっていることがわかります。

 

最後に2022年11月に愛・地球博記念公園を訪れた方たちがどの都道府県から訪れているかを調査いたしました。

居住都道府県は機械学習により推定したものになります。

公園がある愛知県が最も多く訪れ、70%ほどいることがわかります。

ついで多いのが東京都で10%以上の方が訪れていることがわかります。

3番目は隣接する三重県、その後沖縄県・神奈川県の順で続き、愛知県周辺の県よりも遠い県から訪れていることがわかります。

 

■まとめ

  • 入場者数
    • 2021年11月と比較すると、2022年9月では同程度だった入場者数が、2022年10月には約1.5倍、ジブリパークが開園した2022年11月には約2倍ほどになっている
  • 訪れているエリア
    • 2021年11月と2022年9月は公園内の既存施設へ訪れている方が多い

    • 2022年10月からジブリパークの開園予定地を訪れている方が増加している

       

    • 開園した2022年11月には約2倍の方々を訪れジブリエリアを訪れている

    • エリアだけでなくモニュメントの方にもエリアほどではないが訪れている
    • 買い物施設や飲食施設があるジブリの大倉庫エリアに最も多くの方々を訪れている
  • 時間帯別の訪れているエリア
    • 早い時間帯に入口に近いエリアに多くの人が訪れ、遅い時間帯に入口から通りエリアに多くの人が訪れている傾向がある

    •  

      12時〜14時になると飲食買い物施設へ訪れる動きが多くなっている

    • 14時〜17時になると入口から遠いエリアに訪れる動きが多くなっていると同時に、飲食買い物施設も変わらず多いままになっている

    • 14時〜17時には帰宅する方もいる関係上入口方面も再び訪れる方が多くなっていること
  • 訪れている都道府県
    • 公園がある愛知県が最も多く訪れ70%ほどいる

    • 2番目に多いのが東京都で10%以上の方が訪れている
    • 3番目は隣接する三重県、その後沖縄県・神奈川県の順で続き、愛知県周辺の県よりも遠い県から訪れている

※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます

 

 

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2022年 渋谷と池袋のハロウィン期間の人流について、SilentLogサービスのデータを用いて調査

レイ・フロンティアの杉本です。

レイ・フロンティア株式会社では「人間の無意識を、行動データで見える化する」事業を展開しています。

2022年は3年ぶりに行動制限のないハロウィンイベントが開催されました。

ハロウィン直前に韓国で転倒事故があったことから、混雑からの事故が心配されました。

今回、ハロウィン期間の渋谷、池袋の行動制限のなかった2019年と2022年、行動制限のあった2020年と2021年の過去4年間の人流比較を行いました。

 

■調査元データ 

※ 弊社アプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの

※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます

 

【データ概要】

ハロウィン期間の渋谷、池袋の行動制限のなかった2019年と2022年、行動制限のあった2020年と2021年の過去4年間の人流データと機械学習で推定した属性情報

 

【期間】

2019〜2022年の10月29日〜31日

 

【エリア】

渋谷、池袋のハロウィンイベント開催エリア

 

【調査対象者】

ハロウィンイベント開催期間に開催エリアに入った方を対象

 

 

こちらは「コロナ前で行動制限のない2019年」と「コロナ後で行動制限のない2022年」のハロウィン期間(10月29日〜31日)に、渋谷に滞在していた人出になります。

※滞在している点は同一人物の方も含まれています。

渋谷駅前に最も多く滞在していることがわかります。

曜日によって滞在場所に差は無いように見えます。

滞在している場所は店舗内よりも路上の方が多いように見えます。

 

コロナ禍で行動制限のある2020年と2021年も確認いたします。

2021年は渋谷駅前に最も多く滞在していますが、2020年は駅前に最も多く滞在しているわけではなく、全体に分散して滞在していることがわかります。

曜日による滞在場所に差がないことや滞在している場所が店舗内よりも路上の方が多いのは4年間で同じ傾向があることがわかります。

 

次に年度間での人数を確認いたします。

こちらは2019年の人数を100とした時の、2019年〜2022年の10月29日〜31日に渋谷に滞在した人数を表しています。

コロナ前で行動制限のない2019年が最も多く、年数が経つにつれ人数が減っていることがわかります。

コロナ禍の状況によって人数が減っていますが、行動制限がない2022年になっても人数は回復しておらず、最も人数が少ないことがわかります。

 

曜日で訪れた人数に差がないかも確認いたします。

こちらは各年の10月29日を100とした時の、曜日別の渋谷での滞在人数を表しています。

2019年は平日ですが3日間同程度の人数が滞在しています。

2020年は中日である30日(金)が最も多く滞在し、他2日間は同程度滞在しています。

2021年と2022年は曜日は異なりますが同じ傾向が表れており、初日が最も多く徐々に減っているのがわかります。

(休日の前日でない)平日<休日<休日の前日の順に多くなる傾向があると言えるかもしれません。

 

どの地域から訪れているかも確認いたします。

こちらは2019年〜2022年の10月29日〜31日に渋谷に滞在した人たちの、機械学習で推定した居住都道府県の人数比(都道府県不明を除く)を表しています。


訪れている上位4件に変わりなく、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の順に東京近郊が多いのがわかります。

上位4件の詳細を見ますと、東京は4年間70%ほど、神奈川は2022年は15%ほどですがそれ以外の年は20%ほど、埼玉は4年間5%前後、千葉は4年間5%弱であることがわかります。

上位4件以外の県には差がほとんどないように見えます。

 

居住都道府県の大部分が東京都なので、その市区町村の内訳も確認いたします。

こちらは2019年〜2022年の10月29日〜31日に渋谷に滞在した人で、機械学習で推定した居住都道府県が東京都だった人の市区町村の割合上位20を表しています。

枠線で囲んでいる箇所は渋谷区や隣接する区になります。

世田谷区、渋谷区、目黒区、杉並区は4年間で常に5%以上の人が滞在していることがわかります(赤枠)。

港区は2019年〜2021年までは5%ほどの人が滞在していますが、2022年には1%まで減っていることがわかります(青枠)。

中野区は2021年から減少している傾向があることがわかります。。

開催地や隣接している区の割合が大きい傾向はありますが、隣接する全ての区が必ずしも多く滞在するとは限らないことが示されていることがわかります(全枠)。

 

池袋のハロウィンも渋谷と同様に確認していきます。

まずは「コロナ前で行動制限のない2019年」と「コロナ後で行動制限のない2022年」のハロウィン期間(10月29日〜31日)を見ていきます。

※赤枠はイベントが行われた会場になります。

※青枠は撮影・交流禁止エリアになります。

※滞在している点は同一人物の方も含まれています。

渋谷同様、曜日による滞在場所に差がないことや滞在している場所が店舗内よりも路上の方が多いことがわかります。

路上以外ではイベント会場周辺に人が多く滞在していることがわかります。

撮影・交流禁止エリアには人が少ないことがわかります。

2022年にはイベント会場になっていますが、2019年にはイベント会場になっていないエリアでは人が少ないことがわかります。

 

 

コロナ禍で行動制限のある2020年と2021年も確認いたします。

渋谷と異なり、滞在場所の多い場所、曜日による滞在場所に差がないことや滞在している場所が店舗内よりも路上の方が多いのは4年間で同じ傾向があることがわかります。

区主導によりエリアを限定している影響で変動が少ないのでしょうか。

 

年度間での人数も確認いたします。

渋谷と同様に、コロナ前で行動制限のない2019年が最も多く、年数が経つにつれ人数が減っていることがわかります。

またコロナ禍の状況によって人数が減っていますが、行動制限がない2022年になっても人数は回復しておらず、最も人数が少ないことがわかります。

渋谷と異なり、減少割合は池袋の方が少ないことがわかります。

 

曜日で訪れた人数に差がないかも確認いたします。

こちらは各年の10月29日を100とした時の、曜日別の池袋での滞在人数を表しています。

2019年は3日間平日ですが徐々に人数が多くなっていることがわかります。

2020年は渋谷同様、中日である30日(金)が最も多く滞在し、他2日間も同程度滞在しています。

2021年は2020年と似て中日である30日(土)が最も多いですが、31日(日)が最も少ないことが異なっています。

2022年は初日(土)が最も多く、中日である30日(日)が最も少なくなっています。

渋谷と異なり、池袋は毎年異なる傾向を示していることがわかります。

一概に平日、休日の前日、休日で滞在する人数の多少を言えない傾向が見えています。

 

どの地域から訪れているかも確認いたします。

こちらは2019年〜2022年の10月29日〜31日に池袋に滞在した人たちの、機械学習で推定した居住都道府県の人数比(都道府県不明を除く)を表しています。


訪れている上位4件に変わりなく、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県の順に東京近郊が多いのがわかります。

渋谷と異なり、埼玉県と神奈川県の順位が入れ替わっていることがわかります。

上位4件の詳細を見ますと、東京は2019年は60%ほどですが、それ以外の年は70%ほど、埼玉は2019年は20%を超えていますが、それ以外の年は20%弱、神奈川は4年間5%ほど、千葉は4年間5%弱であることがわかります。

2019年は埼玉の人数比が高かったため、東京の人数比が少なくなったことが推定されます。

渋谷同様、上位4件以外の県には差がほとんどないように見えます。

 

池袋でも居住都道府県の大部分が東京都なので、その市区町村の内訳も確認いたします。

こちらは2019年〜2022年の10月29日〜31日に池袋に滞在した人で、機械学習で推定した居住都道府県が東京都だった人の市区町村の割合上位20を表しています。

枠線で囲んでいる箇所は池袋がある豊島区や隣接する区になります。

豊島区、練馬区、板橋区は4年間で常に5%以上の人が滞在していることがわかります(赤枠)。

中野区は渋谷の時と同じ傾向で2021年から減少していることがわかります。

渋谷同様、開催地や隣接している区の割合が大きい傾向はありますが、隣接する全ての区が必ずしも多く滞在するとは限らないことが示されていることがわかります(全枠)。

 

■まとめ

  • 人出データ
    • 渋谷・池袋ともに曜日によって滞在場所に差は無い
    • 渋谷・池袋ともに滞在している場所は店舗内よりも路上の方が多い
    • 池袋では路上以外ではイベント会場周辺に人が多く滞在している

    • 池袋では撮影・交流禁止エリアに人が少ない

  • 年度間での人数
    • 渋谷・池袋ともに2019年が最も人数が多く、年数が経つにつれ人数が減っている
  • 曜日別の滞在人数
    • 曜日別の滞在人数は渋谷では「(休日の前日でない)平日<休日<休日の前日」の順に多くなる傾向があるが、池袋ではそうとは言えない。
  • 居住都道府県の人数比
    •  渋谷・池袋とも居住都道府県が東京近郊の4県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の滞在人数が多い
    • 渋谷:東京>神奈川>埼玉>千葉
    • 池袋:東京>埼玉>神奈川>千葉
  • 居住都道府県が東京都だった人の市区町村の割合上位20
    • 渋谷・池袋ともに開催地や隣接している区の割合が大きい傾向はあるが、隣接する全ての区が必ずしも多く滞在するとは限らない。
    • 渋谷で滞在数が4年間5%以上:世田谷区、渋谷区、目黒区、杉並区
    • 池袋で滞在数が4年間5%以上:豊島区、練馬区、板橋区
    • 中野区は渋谷・池袋の両方で2021年から滞在数が減少傾向

 

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2022年 SilentLog 防災機能は行動変容を促したかについて、防災情報受信後の行動を分析して調査

レイ・フロンティアの杉本です。

レイ・フロンティア株式会社では「人間の無意識を、行動データで見える化する」事業を展開しています。

2022年4月に弊社アプリSilentLogに防災機能が追加されました。

「災害に備えて、水や食料などと同様に、日々の行動データを備蓄しましょう」をコンセプトとした防災機能です。

SilentLogの標準機能として無料で提供しております。

 

今回この防災機能により、利用者の行動変容を促すことができたのか調査を行いました。

 

■調査元データ 

※ 弊社アプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの

※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます

 

【データ概要】

防災情報受信後{30・60・90・120}分以内に、最長避難可能距離* である500mを半径とした範囲を超えて移動している比率

※ 最長避難可能距離は総務省が平成25年に策定した津波避難計画を参考に500mと考えています

 

【期間】

2022年7月〜9月

 

【エリア】

47都道府県から防災情報を受信した市区町村を無作為に抽出

 

【調査対象者】

機械学習で自宅と推定される場所で防災情報を受信している方

※ 配信該当地区でも詳細を見ると避難地区から外れている方もいます。そのため避難状況に反映されていない可能性がございます。

 

こちらは「浜松市」で7月8日午前5時頃に配信された、「気象警報・警戒レベル3の高齢者等避難情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。

早い段階から避難が進み、時間が経過するごとに避難が進んでいることがわかります。

120分経過する頃には30%近くが避難していることがわかります。

 

こちらは「川口市」で7月13日午前2時頃に配信された、「洪水注意報・警戒レベル3の高齢者等避難情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。

早い時間から避難が進まず、90分以降に数%避難が進んだことがわかります。

配信された時刻の影響があるのでしょうか。

 

こちらは「仙台市青葉区」で7月16日午前2時頃に配信された、「大雨警報・警戒レベル3の高齢者等避難情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。

30分以内に避難した数%以降、避難が進んでいないことがわかります。

こちらも配信された時刻の影響があるのでしょうか。

 

こちらは「仙台市青葉区」で7月16日午前8時頃に配信された、「大雨警報・警戒レベル4の避難指示情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。

先に配信された「警戒レベル3の高齢者等避難情報」と比べると、10%ほどまで避難が進んでいることがわかります。

警戒レベルが上がった影響で避難対象者が増加した影響でしょうか。

それとも危機意識の高まりや配信時刻の影響でしょうか。

 

こちらは「京都市」で8月18日午前1時頃に配信された、「大雨・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。

早い時間から避難が進まず、90分以降から数%が避難していることがわかります。

こちらも配信された時刻が影響しているのでしょうか。

 

こちらは「堺市」で9月3日午前4時頃に配信された、「災害発生・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。

60分以降から避難が進み始め、120分頃には5%ほどになっています。

午前5時頃から避難が進んでいることがわかります。

 

こちらは「福岡市中央区」で9月18日午後19時頃に配信された、「台風14号・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。

最初の30分以内に数%が避難して以降、避難が進んでいないことがわかります。

 

こちらは「福岡市博多区」で9月18日午後19時頃に配信された、「台風14号・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。

60分以内に数%の方が避難して以降、避難が進んでいないことがわかります。

台風の場合には警戒レベルが高くても避難が進みづらいのでしょうか。

 

■まとめ

  • 浜松市は早い段階から避難が進み、120分経過頃には30%近くまで避難が進んでいる。

  • 川口市、京都市、福岡市中央区、福岡市博多区の避難は数%にとどまっている。

  • 仙台市青葉区の避難は、警戒レベル3の段階では避難が進まず、レベル4になってから10%ほどまで避難が進んでいる

  • 堺市の避難は60分以降から進み、5%ほどまで進んでいる。
  • 今回は配信内容を無作為に選び調査しましたが、配信内容や時刻が似ているものを比較することで新たな傾向が見えてくるかもしれません。

※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます

※ 配信該当地区でも詳細を見ると避難地区から外れている方もいます。そのため避難状況に反映されていない可能性がございます。

 

今回ご紹介した弊社アプリSilentLogの防災機能は、今後もアップデートしていく予定ですので、日常の防災の一助にしていただければ幸いです。

 

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2022年 過去4年間のゴールデンウィークの移動分析

レイ・フロンティアの杉本です。

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2022年のゴールデンウィーク(GW)は3年ぶり(2019以来)に行動制限のないものとなりました。コロナの影響によりGW中の移動はどのように変化したのか、東京都を中心に2019年から2022年を対象に調査しました。

 

■調査元データ 

※弊社アプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの

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【データ概要】

各都道府県の他県への移動者数

移動者数に都道府県の人口比を掛け、相対値化したもの ※ 1

 

【期間】

2019年 ~ 2022年のGW(4月29日から5月6日で期間を統一)

 

【エリア】

47都道府県

 

【調査対象者】

移動先での滞在時間が60分以上のものを対象

 

まずは機械学習で推定した自宅住所とは異なる、他県への移動を可視化してみました。

こちらは2019年から2022年までの4年分のデータで、「2019年の移動先が東京都」を100とした時の、移動先別の他県への移動数を表しています。

移動先の全都道府県版はこちら

2022年での移動数が上位の都道府県を対象に、年比較した図を見てみます。

2020年に新型コロナが発生した影響で、2020年、2021年共に行動制限が行われました。そのため全体的に2019年よりも両年共に低い値になっていることがわかります。

2020年より2021年の値が高いのは、2020年はまだ発生して間もなく性質が定かではないため、危機感から行動制限する方が多かったのではないかと思われます。

行動制限が解除された2022年は値が回復している傾向を示していますが、それでもまだ新型コロナ発生前と比べると低いことが示されています。ただし新型コロナ発生以後では最も高いことがわかります。

移動先として多い県は、東京・神奈川・千葉・埼玉の関東近郊、大阪・兵庫・京都の近畿圏、愛知、福岡ということがわかります。

 

続いて他県へ移動した人たちの、機械学習で推定した自宅都道府県を可視化してみました。

こちらも2019年から2022年までの4年分のデータで、「2019年の移動元が東京都」を100とした時の、移動元別の他県への移動数を表しています。

移動元の全都道府県版はこちら

2022年での移動数が上位の都道府県を対象に、年比較した図を見てみます。

移動数の傾向は移動先と同じことがわかります。

移動元として多い県は、こちらも移動先と同様に、東京・神奈川・千葉・埼玉の関東近郊、大阪・兵庫・京都の近畿圏、愛知、福岡ということがわかります。

また移動先から山梨、長野の代わりに、宮城、岡山が入っていることがわかります。


次に移動先、移動元の両方で移動数が多かった東京都について、移動先、移動元の都道府県上位20を4年分見てみます。

こちらは東京都に来た人の移動元の都道府県と、東京都から出た人の移動先の都道府県を表しています。

移動先、移動元ともに顔ぶれの順位が多少前後してはいます。
2022年の移動先に岩手が、移動元に石川が表れている以外は違いはそこまで無いように見えます。

全体として、東北、北陸、山陰、四国、九州の県が上位には入っていない傾向が見えます。

 

最後に2022年5月6日から2週間経過した、2022年5月20日段階での新型コロナの新規感染者数と比較してみます。

こちらは2022年5月20日時点の新規感染者マップになります。

               

 

先ほどまで見てきたものをマップ上に可視化したもので、移動先の都道府県をマップ上に可視化したものになります。

図の右側には東京都から出た人の移動先の都道府県を示してあります。

移動先の拡大版はこちら

こちらの図からは、新規感染者が多い、東京近郊と大阪近郊が移動先として多い県と一致していることが見えます。

新規感染者1000人を超えているエリアは、東京都を基準にしたものとの比較になりますが、東京都から出た人の移動先の都道府県上位20に入っていることがわかります。

 

移動元の都道府県をマップ上に可視化したものになります。

図の右側には東京都に来た人の移動元の都道府県を示してあります。

移動元の拡大版はこちら

こちらの図からは、新規感染者が多い、東京近郊が移動元として多い県と一致していることが見えます。

新規感染者1000人を超えているエリアは、東京都を基準にしたものとの比較になりますが、東京都に来た人の移動元の都道府県上位20に入っていることがわかります。

 

改めて東京都に来た人の移動元の都道府県と、東京都から出た人の移動先の都道府県を見てみます。

一見、移動先よりも移動元の方が新規感染者1000人超えの県が上位に来ているため、影響度が高そうに見えます。

しかし、今回の調査での人口比で見ますと、「東京:東京以外 = 1:0.64」となっており、割合と合わせて見ると、影響度としてはそこまで差がないということが見えます。

実際には、サンプリングに補正をかけていけばもう少し詳細な影響度を見ることができるかもしれません。

 

■まとめ

  • 移動先別の他県への移動数は、2019>2022>2021>2020 

    行動制限が解除された2022年は移動数の回復傾向を示しているが、新型コロナ発生前と比べると低い。しかし新型コロナ発生以後では最も高い。

    移動先として多い県は、東京・神奈川・千葉・埼玉の関東近郊、大阪・兵庫・京都の近畿圏、愛知、福岡。

    移動元も移動先と同じ傾向。

  • 東京都に来た人の移動元の都道府県と、東京都から出た人の移動先の都道府県は、ともに顔ぶれの順位は前後はしてはいる。

    2022年の移動先に岩手が、移動元に石川が表れている。

    全体として、東北、北陸、山陰、四国、九州の県が上位には入っていない傾向

  • 新規感染者1000人を超えているエリアは、東京都を基準にしたものとの比較では、東京都から出た人の移動先と、東京都に来た人の移動元の都道府県上位20に入っている。

    移動先よりも移動元の方が新規感染者1000人超えの県が上位に来ているため、影響度が高そうに見えるが、人口比で見ると、「東京:東京以外 = 1:0.64」となっており、割合と合わせて見ると、影響度としてはそこまで差がない。

※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます

 

※1 都道府県人口参考データ

 

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2022年1月まん延防止等重点措置適用後の東京都

レイ・フロンティアの佐藤です。

レイ・フロンティア株式会社では「人間の無意識を、行動データで見える化する」事業を展開しています。

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新型コロナの感染者が増加し続けている東京都。2022年1月22日には新規感染者が1万人を超えました。今回はまん延防止等重点措置適用後の東京都の夜の人出を調査しました。

 

※調査元
弊社アプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの

 

■各エリアの18時台、20時台の来訪者数です。

【期間】

2022年1月14日(金) ~ 2022年1月23日(日)

 

【エリア】

歌舞伎町、銀座、丸の内

 

【時間帯】

18時台、20時台

 

夜の来訪者数 歌舞伎町

夜の来訪者数 歌舞伎町

まん延防止が開始された1月21日(金)の18時台の人出は前週同曜日と比較して26%減少、20時台は5%減少していました。また、1月23日(日)はさぼど減少しておらず、18時台14%減少、20時台は横ばいでした。

元々人出が多かった曜日、時間帯に人出の減少が起きていました。

 

夜の来訪者数 銀座

夜の来訪者数 銀座

1月21日(金)の18時台の人出は前週同曜日と比較して45%減少、20時台は18%減少していました。1月23日(日)は18時台41%減少、20時台は80%減少していました。

銀座ではまん延防止適用後に最大80%と大きく人出が減少しています。

 

夜の来訪者数 丸の内

夜の来訪者数 丸の内

1月21日(金)の18時台の人出は前週同曜日と比較して15%減少、20時台は27%減少していました。一方1月23日(日)は18時台14%増加、20時台は21%増加していました。

週末は東京駅を利用する人が多いのか、やや増加傾向でした。

 

■各エリアの18時台~23時台の1日あたりの平均滞在時間(分)です。

【期間】

2022年1月14日(金) ~ 2022年1月23日(日)

 

【エリア】

歌舞伎町、銀座、丸の内

 

【時間帯】

18時台~23時台

 

【滞在時間】

5分以上

 

【滞在場所】

自宅、職場以外

 

1日あたりの平均滞在時間(分) 歌舞伎町

1日あたりの平均滞在時間(分) 歌舞伎町

1月21日(金)の1日あたりの平均滞在時間(分)は前週同曜日と比較して21分増加、1月23日(日)もわずかですが4分増加しています。

人出は減少していましたが、滞在時間は増加しています。さくっと帰宅する人は訪れなくなり、一定時間以上を楽しみたい人がまん延防止適用後も訪れているのかもしれません。

 

1日あたりの平均滞在時間(分) 銀座

1日あたりの平均滞在時間(分) 銀座

銀座ではまん延防止適用後の金曜、土曜は増加傾向で1月21日(金)は前週同曜日と比較して51分増加、1月22日(土)は57分増加していました。日曜日になると減少傾向で1月23日(日)は前週同曜日と比較して63分減少していました。

日曜日は人出も滞在時間も減少傾向で落ち着いている様子です。

 

1日あたりの平均滞在時間(分) 丸の内

1日あたりの平均滞在時間(分) 丸の内

まん延防止適用が適用された1月21日(金)は前週同曜日と比較して8分減少しましたが次の日からは増加傾向で、1月22日(土)は13分増加、1月23日(日)は33分増加していました。

丸の内は銀座とは逆で日曜日に人出も滞在時間も増加するようです。飲食以外の用事で訪れる人が多いのかもしれません。

 

■まとめ

・歌舞伎町の1月21日(金)の18時台の人出は前週同曜日と比較して26%減少、20時台は5%減少。1月23日(日)はさぼど減少しておらず、18時台14%減少、20時台は横ばい。

1日あたりの平均滞在時間(分)は前週同曜日と比較して1月21日(金)21分増加、1月23日(日)も4分増加。

 

・銀座の1月21日(金)の18時台の人出は前週同曜日と比較して45%減少、20時台は18%減少。1月23日(日)は18時台41%減少、20時台は80%減少。

1日あたりの平均滞在時間(分)は金曜、土曜は増加傾向で1月21日(金)は前週同曜日と比較して51分増加、1月22日(土)は57分増加。

日曜日になると減少傾向で1月23日(日)は前週同曜日と比較して63分減少。

 

・丸の内の1月21日(金)の18時台の人出は前週同曜日と比較して15%減少、20時台は27%減少。1月23日(日)は18時台14%増加、20時台は21%増加。

1日あたりの平均滞在時間(分)は1月21日(金)は前週同曜日と比較して8分減少。次の日からは増加傾向で、1月22日(土)は13分増加、1月23日(日)は33分増加。

 

~お知らせ~

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新型コロナ感染者2022年1月過去最多となった東京都の人出

レイ・フロンティアの佐藤です。

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東京都では新型コロナの感染者が2022年1月に過去最多となりました。今回は2022年1月に入り新型コロナ感染者が急増している東京都の人出を調査しました。

 

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■主要駅から半径1km以内の15時台の人出です。新型コロナ感染者が急増する前の2021年11月からの人出を確認しました。

【期間】

2021年11月1日(月) ~ 2022年1月18日(火)

 

【エリア】

新宿駅、渋谷駅、東京駅からそれぞれ半径1km以内

 

【時間帯】

15時台

 

新宿駅から半径1km以内の15時台の人出

新宿駅から半径1km以内の15時台の人出

新宿駅周辺では12月16日まではほぼ横ばいでしたが、その後年末にかけて人出が増加傾向です。12月後半で最も上昇している12月25日は前週同曜日と比較して8%増加しています。7日間移動平均を見ると12月18日から12月30日にかけて上昇しています。

新宿はオフィスが多く通常時期の人出は横ばいで、年末年始以外は大きな変化は起きなかったようです。

 

渋谷駅から半径1km以内の15時台の人出

渋谷駅から半径1km以内の15時台の人出

渋谷駅周辺では12月26日に人出が増加傾向で前週同曜日と比較して8%増加していました。7日間移動平均は直近では12月17日から12月28日にかけて増加傾向です。

渋谷は人出に波があり、時期やイベントに左右されていそうです。

 

東京駅から半径1km以内の15時台の人出

東京駅から半径1km以内の15時台の人出

東京駅周辺では12月25日に最も人出が上昇し、前週同曜日と比較して15%増加していました。7日間移動平均は11月から12月に徐々に増加傾向で、特に12月10日から12月28日にかけて増加傾向です。

東京駅はアクセスが良い為か、人出が増加している期間が長い傾向です。

 

■東京23区の移動手段別1日あたりの平均移動距離(m)です。

【期間】

2021年11月1日(月) ~ 2022年1月18日(火)

 

【エリア】

東京23区

 

東京23区の1日あたりの徒歩の平均移動距離(m)

東京23区の1日あたりの徒歩の平均移動距離(m)

徒歩は11月から年末直前まで横ばいでした。年末に減少し、1月も11月12月より少なく2,400メートル前後です。

 

東京23区の1日あたりの車の平均移動距離(m)

東京23区の1日あたりの車の平均移動距離(m)

車は年末年始に移動距離が伸びており、7日間移動平均で最も距離が長かった1月3日は11月7日より19%多い21,395メートルでした。帰省に車を使った人が多かったのかもしれません。

 

東京23区の1日あたりの電車の平均移動距離(m)

東京23区の1日あたりの電車の平均移動距離(m)

7日間移動平均では12月26日から1月2日にかけて増加傾向です。最も増加した1月2日の7日間移動平均は23,703メートルで11月7日の7日間移動平均より6%増加しています。車程ではないですが、年末年始に移動距離が増加していました。

 

■まとめ

・新宿駅周辺の人出は11月1日から12月16日まではほぼ横ばい。その後年末にかけて人出が増加傾向。12月後半で最も上昇している12月25日は前週同曜日と比較して8%増加。

 

・渋谷駅周辺の人出は12月26日に人出が増加傾向で前週同曜日と比較して8%増加。

時期により人出に波が起きやすい。

 

・東京駅周辺の人出は12月25日に最も上昇し、前週同曜日と比較して15%増加。アクセスが良い為か人出が増加しやすい。

 

・東京23区の1日あたりの移動手段別の平均移動距離は徒歩は横ばい、車は年末年始に移動距離が増加し7日間移動平均で最も距離が長かった1月3日は11月7日より19%多い21,395メートル、電車も年末年始に増加傾向で、最も増加した1月2日の7日間移動平均は23,703メートルで11月7日の7日間移動平均より6%増加。

 

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2022年1月6日関東平野部大雪の影響

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2022年1月6日に関東平野部で4年ぶりに大雪が降りました。今回はこの影響で行動変容は起きたのか、東京都と埼玉県を調査しました。

 

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■新宿駅と大宮駅の時間帯別の人出です。2022年1月6日の前週は年末の為、前々週の同曜日を比較しました。

【期間】

2021年12月23日(木)

2022年1月6日(木)

 

※大雪があった次の日のデータを追加しました。

2021年12月24日(金)

2022年1月7日(金)

 

【エリア】

新宿駅(東京都)、大宮駅(埼玉県)

 

【時間帯】

12時台~21時台

 

新宿駅の時間帯別の人出

新宿駅の時間帯別の人出 大雪が降った日

1月6日は雪が降り始めたのが昼頃からの為か、15時台~駅の人出が増加し始め、15時台~18時台の人出が前々週の人出を上回っています。特に17時台の人出の増加が大きく前々週より27%増加しています。一方19時台以降の人出は前々週より減少傾向で21時台になると60%減少しています。早めに帰宅した人が多かった事がわかります。

 

新宿駅の時間帯別の人出 大雪が降った次の日

新宿駅の時間帯別の人出 大雪が降った次の日

大雪が降った次の日の人出は15時台、20時台は前週同曜日と比較し横ばいまたは上回っていますが、その他の時間帯は人出が減少傾向でした。人出が多い18時台は32%減少していました。

 

大宮駅の時間帯別の人出

大宮駅の時間帯別の人出 大雪が降った日

大宮駅も新宿と同様で15時台から18時台の人出が前々週を上回っています。特に増加が大きかったのは、新宿より1時間早い16時台で前々週の2倍の人出がありました。19時以降は減少傾向で21時台は48%減少していました。やはり早めに帰宅した人が多かったようです。

 

大宮駅の時間帯別の人出 大雪が降った次の日

大宮駅の時間帯別の人出 大雪が降った次の日

大宮駅では14時以降に人出が回復しており、この時間帯の人出は前週同曜日と比較して29%増加していました。前日に雪で動けなかった分、外出した人が通常よりも多かったようです。

 

 

■新宿駅、大宮駅からそれぞれ半径1メートル以内の19時台の人出です。

【期間】

2021年12月23日(木)

2022年1月6日(木)

 

【エリア】

新宿駅(東京都)、大宮駅(埼玉県)それぞれ半径1メートル以内

 

【時間帯】

19時台

 

新宿駅から半径1kmいないの人出19時台

新宿駅から半径1km以内の人出19時台

新宿駅周辺ではオフィスが多く立ち並ぶ西新宿あたりや歌舞伎町で、雪が降った1月6日の夜に人出の減少がみられます。会社に出勤している人が早く帰宅したり、繁華街に出ている人が少なかったようです。

 

大宮駅から半径1km以内の人出19時台

大宮駅から半径1km以内の人出19時台

大宮駅周辺では大宮駅の利用者や駅の東側の人出が主に減少していました。1月6日は全体的に人出がまばらです。

 

■東京23区とさいたま市の移動手段別1日あたりの平均移動距離(m)です。

【期間】

2021年12月23日(木)

2022年1月6日(木)

 

【エリア】

東京23区、さいたま市

 

東京23区の移動手段別1日あたりの平均移動距離(m)

東京23区の移動手段別1日あたりの平均移動距離(m)

徒歩、車、電車それぞれ平均移動距離が減少しています。車の減少が最も大きく3203m減少していました。東京都ではほとんが雪に対応したタイヤに変えていない為、この日は車に乗らなかった人が多かったのかもしれません。

 

さいたま市の移動手段別1日あたりの平均移動距離(m)

さいたま市の移動手段別1日あたりの平均移動距離(m)

さいたま市では車と電車の移動距離は減少しておらず、徒歩もほぼ横ばいでした。

通勤に車や電車を利用していてやむを得ない移動だったのかもしれません。

 

■まとめ

・1月6日の新宿駅の人出は15時台~18時台の人出が前々週の人出を上回っており、特に17時台の人出の増加が大きく前々週より27%増加。一方19時台以降の人出は前々週より減少傾向で21時台になると60%減少している。

 

・大宮駅も新宿と同様で15時台から18時台の人出が前々週を上回っており、特に16時台では前々週の2倍の人出があった。19時以降は減少傾向で21時台は48%減少していた。

 

・新宿駅周辺では西新宿あたりや歌舞伎町で、雪が降った1月6日の夜に人出の減少がみられた。

 

・大宮駅周辺では大宮駅の利用者や駅の東側の人出が主に減少していた。

 

・1月6日の東京23区の移動手段別1日あたりの平均移動距離(m)は徒歩、車、電車それぞれ平均移動距離が減少しており、車の減少が最も大きく3203m減少していた。

 

・さいたま市の移動手段別1日あたりの平均移動距離(m)は車と電車の移動距離は減少しておらず、徒歩もほぼ横ばい。

 

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